FF16感想(ネタバレあり)
FF16クリアしたので感想です。ネタバレあります。
FF履歴はクリアしたのが7、8、10、14です。他は未プレイか序盤しかやってません。
そうみるとFFに対して強い思い入れはないので、FFってこれでなきゃダメだ!みたいなのは特にありません。
またあまり多くのゲームをする方ではないです。特に難しいゲーム、フロムゲー言われる死に覚えゲーなど苦手
クリア日数は約3日(1日1日かなりの時間をやったので普通にやったらもっとかかると思う)
ストーリーフォーカスモード、アクセはオートロスガルの指輪のみ、サブクエは出てる範囲は消化済み
以下ネタバレあり感想
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端的に言えばクライヴ達が人が人らしく生きれる世界を目指した話だった。それはアルテマに対してはアルテマの支配からの脱却、アカシアにならない世界であり人であればベアラーへの差別がない世界。
クライヴ達がどうなったかはわからないがエンディングでは魔法のない世界が描かれクライヴの目指した世界ができあがった。
プレイしていて思ったのは真に強い者などおらず、誰もが納得する結果などないということだ。
クライヴとアルテマの対峙に始まり、マザークリスタルがアルテマによって作られ真の目的はエーテルを集める事であったがそれを知らない人達からすれば生活の要であるマザークリスタルを破壊するのはただの罪だろう。もし真実を知る者が多くいたとしてもそれを信じない、または初代シドが言っていたように権力や富を維持する為に隠蔽するなどしたことだろう。
人の数だけ正義があり事実がある。
そして強き者、主人公のクライヴでさえ自分の罪から逃げていたと言っていた。
ドミナントでいうとベネディクタは自信家のように見えたがガルーダの力を失った瞬間、主であるバルナバスに捨てられるのではという恐れから動揺し別人のようになり、フーゴもベネディクタと両手を失い最後は幻覚を見るようにまでなった。
ディオンも完璧超人のように見えて、父への敬愛から父殺しの罪を犯し心が乱れバハムートへと顕現してしまった。
誰もが挫け逃げる。真に強い者などいない。ただそれでも前に進もうとする者がいる。
ベアラーに関して言えばベアラーを人として見てないというのは外の世界の我々が見たらかなり異常だがベアラーを差別する一般人、貴族など人の形をした別物という認識もそもそもあれが常識普通なのだろう。
サブクエを見るとかつてはベアラーも崇められていたが権力者により恐れられ奴隷という形になったとあった。
ベアラーに対しての差別が結構激しく描かれ現実世界でもありそうな表現ができていたと思う。
FF16をプレイして敵といえばアルテマだが、理想の世界とかいいながら結局自分の一族を復活させたかっただけかい、となった。結局自我は悪と言っていたアルテマも自我に目覚め感情が昂っていたのも皮肉な感じがする。
そして特に目立つ敵キャラと言えばクライヴの母親であるアナベラだろう。直接敵対したわけではないがヘイトはかなり買っていると思う
自分に流れる「高貴な血」だけを信じ夫や国、民を裏切った。
何か大きな野望でもあるのかと思ったらその実、自分の血、子で世界を支配したいというそれだけの事だった。ベアラーへの虐殺もその支配する世界に必要ないという事だったのだろう。
ただそれだけの為にあんな犠牲をだしたのかという怒りより、哀れさを感じた。
最後のアルテマ戦にて3人とも生き残って凱旋するかと思ったらそんな事はなかった()
FF14ならみんな生きて帰る()
そもそもエンディングで本の著者がジョシュアになっていたが、あれはクライヴが書いたものだと思っている。ジョシュアの名前を残したかったからだと考えている。
人によってクライヴ死亡、ジョシュア生存など色々あると思うがこのプレイヤーそれぞれの想像にお任せします。というのは結構好きだ。
あとは良かった点、悪かった点を箇条書きしていく
・プレリュードがストーリーとあっていて暗い感じでイイ
・結構ハードな世界(死人がよくでる、剣を抜けば剣に殺される覚悟が必要)がいい
・ストーリーがかなり面白く終盤まで90点ぐらいだったが終盤は80点とかそんな感じ。
というのも終盤のアルテマ戦にしては何かこう、これまでやってきた話と毛色が違う感じがしたのだ。
何がどう違うのか、うまく言えないので言えない…。
・戦闘が良い。戦闘が不安ならサポートアクセをつければいいし、慣れたら外せばいい。バトルも演出が派手で召喚獣の組みあせも自由なので色々自分で作れる。
召喚獣バトルはまるで映画を見ているような感じでそれをプレイしてるかのような感じだった。
・キャラクターが生きている。みんなそれぞれの思想、考えがあり行動している。物語の為に動かされている感が薄い。そもそもキャラは物語を動かすためにあるのだがたまにやりたい展開、話を優先しすぎて言動に違和感があるキャラがたまにあるが16はそれがないと思う。
・アクティブタイムロア、ハルポクラテスの備忘録、ヴィヴィアンレポートがかなり良い
単純に良い。わかりやすい。特にヴィヴィアンレポートのこれまでの世界史的な動きが物語としてさらに重厚さを足してると思う
・サブクエが結構あるかわりに表示されるものが少ない。ただこれはワールドマップ、ローカルマップでマークついてるところに行けば何かしらのクエにでるのでそんな大きな問題でもない気がする。
・重要な話(ベアラーの過去や空の文明、アルテマについてなど)がサブクエやロア系などでしかでない。キャラクターに設定を喋らせないというのも話がすんなり進む分、わかりづらいという一長一短な気もした
また設定や背景を知ればそのキャラの言動を理解できるが、そこまでする人が多いか?という疑問。
オーディンのドミナントであるバルナバスは終始アルテマの駒となりクライヴと召喚獣を対峙させるように動いていたと思うが、なぜそこまでそうするのか。それはアルテマを神とするマリアス教の信徒だったのでは?という話があるからだ。マリアス教のよると神によって導かれ無垢なる者となるのが至上の幸福という感じだった。この混乱あふれる世界で神によって人々は不幸から解放されるというのを信じるならバルナバスがあそこまでやったのは理解できる。
ただその話が劇中で直接出てこなかった気がする。2周目をやれば雰囲気でわかると思うがRPGという作品は1回きりしかやらないという人も多い気がする中、全てを説明しない、というのも一長一短な気もする。
総じての感想は面白かった。これまでやってきたゲームの中で良かったもの10本には入ると思う。
FF履歴はクリアしたのが7、8、10、14です。他は未プレイか序盤しかやってません。
そうみるとFFに対して強い思い入れはないので、FFってこれでなきゃダメだ!みたいなのは特にありません。
またあまり多くのゲームをする方ではないです。特に難しいゲーム、フロムゲー言われる死に覚えゲーなど苦手
クリア日数は約3日(1日1日かなりの時間をやったので普通にやったらもっとかかると思う)
ストーリーフォーカスモード、アクセはオートロスガルの指輪のみ、サブクエは出てる範囲は消化済み
以下ネタバレあり感想
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端的に言えばクライヴ達が人が人らしく生きれる世界を目指した話だった。それはアルテマに対してはアルテマの支配からの脱却、アカシアにならない世界であり人であればベアラーへの差別がない世界。
クライヴ達がどうなったかはわからないがエンディングでは魔法のない世界が描かれクライヴの目指した世界ができあがった。
プレイしていて思ったのは真に強い者などおらず、誰もが納得する結果などないということだ。
クライヴとアルテマの対峙に始まり、マザークリスタルがアルテマによって作られ真の目的はエーテルを集める事であったがそれを知らない人達からすれば生活の要であるマザークリスタルを破壊するのはただの罪だろう。もし真実を知る者が多くいたとしてもそれを信じない、または初代シドが言っていたように権力や富を維持する為に隠蔽するなどしたことだろう。
人の数だけ正義があり事実がある。
そして強き者、主人公のクライヴでさえ自分の罪から逃げていたと言っていた。
ドミナントでいうとベネディクタは自信家のように見えたがガルーダの力を失った瞬間、主であるバルナバスに捨てられるのではという恐れから動揺し別人のようになり、フーゴもベネディクタと両手を失い最後は幻覚を見るようにまでなった。
ディオンも完璧超人のように見えて、父への敬愛から父殺しの罪を犯し心が乱れバハムートへと顕現してしまった。
誰もが挫け逃げる。真に強い者などいない。ただそれでも前に進もうとする者がいる。
ベアラーに関して言えばベアラーを人として見てないというのは外の世界の我々が見たらかなり異常だがベアラーを差別する一般人、貴族など人の形をした別物という認識もそもそもあれが常識普通なのだろう。
サブクエを見るとかつてはベアラーも崇められていたが権力者により恐れられ奴隷という形になったとあった。
ベアラーに対しての差別が結構激しく描かれ現実世界でもありそうな表現ができていたと思う。
FF16をプレイして敵といえばアルテマだが、理想の世界とかいいながら結局自分の一族を復活させたかっただけかい、となった。結局自我は悪と言っていたアルテマも自我に目覚め感情が昂っていたのも皮肉な感じがする。
そして特に目立つ敵キャラと言えばクライヴの母親であるアナベラだろう。直接敵対したわけではないがヘイトはかなり買っていると思う
自分に流れる「高貴な血」だけを信じ夫や国、民を裏切った。
何か大きな野望でもあるのかと思ったらその実、自分の血、子で世界を支配したいというそれだけの事だった。ベアラーへの虐殺もその支配する世界に必要ないという事だったのだろう。
ただそれだけの為にあんな犠牲をだしたのかという怒りより、哀れさを感じた。
最後のアルテマ戦にて3人とも生き残って凱旋するかと思ったらそんな事はなかった()
FF14ならみんな生きて帰る()
そもそもエンディングで本の著者がジョシュアになっていたが、あれはクライヴが書いたものだと思っている。ジョシュアの名前を残したかったからだと考えている。
人によってクライヴ死亡、ジョシュア生存など色々あると思うがこのプレイヤーそれぞれの想像にお任せします。というのは結構好きだ。
あとは良かった点、悪かった点を箇条書きしていく
・プレリュードがストーリーとあっていて暗い感じでイイ
・結構ハードな世界(死人がよくでる、剣を抜けば剣に殺される覚悟が必要)がいい
・ストーリーがかなり面白く終盤まで90点ぐらいだったが終盤は80点とかそんな感じ。
というのも終盤のアルテマ戦にしては何かこう、これまでやってきた話と毛色が違う感じがしたのだ。
何がどう違うのか、うまく言えないので言えない…。
・戦闘が良い。戦闘が不安ならサポートアクセをつければいいし、慣れたら外せばいい。バトルも演出が派手で召喚獣の組みあせも自由なので色々自分で作れる。
召喚獣バトルはまるで映画を見ているような感じでそれをプレイしてるかのような感じだった。
・キャラクターが生きている。みんなそれぞれの思想、考えがあり行動している。物語の為に動かされている感が薄い。そもそもキャラは物語を動かすためにあるのだがたまにやりたい展開、話を優先しすぎて言動に違和感があるキャラがたまにあるが16はそれがないと思う。
・アクティブタイムロア、ハルポクラテスの備忘録、ヴィヴィアンレポートがかなり良い
単純に良い。わかりやすい。特にヴィヴィアンレポートのこれまでの世界史的な動きが物語としてさらに重厚さを足してると思う
・サブクエが結構あるかわりに表示されるものが少ない。ただこれはワールドマップ、ローカルマップでマークついてるところに行けば何かしらのクエにでるのでそんな大きな問題でもない気がする。
・重要な話(ベアラーの過去や空の文明、アルテマについてなど)がサブクエやロア系などでしかでない。キャラクターに設定を喋らせないというのも話がすんなり進む分、わかりづらいという一長一短な気もした
また設定や背景を知ればそのキャラの言動を理解できるが、そこまでする人が多いか?という疑問。
オーディンのドミナントであるバルナバスは終始アルテマの駒となりクライヴと召喚獣を対峙させるように動いていたと思うが、なぜそこまでそうするのか。それはアルテマを神とするマリアス教の信徒だったのでは?という話があるからだ。マリアス教のよると神によって導かれ無垢なる者となるのが至上の幸福という感じだった。この混乱あふれる世界で神によって人々は不幸から解放されるというのを信じるならバルナバスがあそこまでやったのは理解できる。
ただその話が劇中で直接出てこなかった気がする。2周目をやれば雰囲気でわかると思うがRPGという作品は1回きりしかやらないという人も多い気がする中、全てを説明しない、というのも一長一短な気もする。
総じての感想は面白かった。これまでやってきたゲームの中で良かったもの10本には入ると思う。